今の時代に欠かせない!臨床心理士のめざし方

現代社会において、精神的な病気に悩んでいる人の増加が問題になっています。企業においてもメンタルヘルス重要な課題で、うつ病などで病休や退職する社員の増加は、業務に多大な影響を及ぼしており、小学校、中学校においてもいじめや登校拒否の増加は大変深刻です。こういった問題に対応するために、一部の自治体では学校にスクールカウンセラーを配置するようになりました。企業においても、専任の産業カウンセラーを置いている会社も増えました。

このような、心に問題を抱えた人の話を聞き、臨床心理的技法を使って問題解決をサポートするのがカウンセラーの仕事です。主に日本臨床心理士資格認定協会の資格試験に合格し、認定されたカウンセラーがその役に就いています。もちろん、病院・診療所、保健所などの医療・保健分野や児童相談所・療育施設などの福祉分野、刑務所・家庭裁判所などの司法・矯正分野でも資格を持ったカウンセラーが活躍しています。

求められる専門的行為は、来談者と面接することで、心の問題や状況を知ってカウンセリングの方針を立てる臨床心理査定(心理アセスメント)を行い、カウンセリングを希望した来談者に、実際に臨床心理的技法を用いて臨床心理面接(心理カウンセリング)を行います。また、地域の人達へ心の健康を保つように臨床心理的地域援助と呼ばれる支援活動を行う事も求められます。そして、これらの事例に関する調査・研究を行います。
このような業務内容になっています。